例会
会員

https://www.thelion-mag.jp/2203ar05

戸田ライオンズクラブ(萩原浩一会長/37人)が1972年に結成されてから、今年で50年が経過した。クラブでは大きな節目の年には、戸田市や市民の役に立つものを提供している。50周年では新たに地域清掃奉仕事業をスタートさせた。誰もが参加しやすい清掃という活動を通して、近隣団体や市民と連携し奉仕の輪を広げていこうというものだ。また25周年では、戸田市役所及び戸田市文化会館の正面玄関を飾る花の寄せ植えプランターを設置した。

以来ずっときれいな花を絶やさず、訪れる人々の目を楽しませている。

年2回の植え替え、定期的な草取り、水やりといった花の世話も私たちの仕事だ。12月、6月の植え替えの時期には市民の方々に「次は何のお花にしてくれるの?」「次は黄色いお花を希望したいなー」「今回も長く咲いてくれたねー」などと声をかけてくださる。こうした言葉を励みに、また参考にしながら、環境保全委員会の委員全員で花を選ぶ。正面玄関の一番目立つ場所にあるプランターはいつの間にかすっかりなじみ、たくさんの市民がきれいな花を楽しみにしてくださるようになった。

金銭の寄付も、もちろん支援先に喜んでいただけるが、皆で協力して行う花の維持管理では結束力が高まり、自分たち自身が楽しめる奉仕活動に喜びを感じている。ライオンズ・メンバーだけでなく、市職員による水やりなどの協力や、市民の思いやりがあってこそ成り立つこの事業。25年間絶やさずに継続出来たことに重みを感じている。「物を寄贈する=維持管理を行う=皆で協力する=市民と仲良くなる=仲間が増える」という図式にもつながると思う。そして25年間市民の目を楽しませ続けている花たちは、近年はコロナ禍で落ち込む人々の気持ちを励ましてくれているようでもある。

各委員会の委員長は1年で交代する。前任から引き継いだ時は私にとって初めての土いじりだったが、この1年間でいろいろなことを知り、自然に対する気持ちも変わったと思う。次年度へもしっかりと引き継ぎ、末長く続く奉仕事業として残していきたい。
 

ライオンズクラブ国際協会ニュース
Connect with Us Online
Twitter