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50周年を機に新たな試み 清掃活動

戸田ライオンズクラブ(萩原浩一会長/37人)は今年度、結成50周年を迎えた。献眼推進や目の無料検診、献血活動など、結成以来50年間継続している奉仕事業も多い。クラブでは皆で、半世紀という大きな節目となる年には新たな事業を企画しライオンズの活躍を地元にアピールして会員増強につなげようと、何年も前から話していた。

その矢先、新型コロナが発生。感染拡大を防ぐためにあらゆる方面で自粛が求められ、当クラブでも思うように活動が出来なくなってしまった。そんな状況のまま既に2年が経過した。このまま感染が収まるのを待っていても、いつになったら私たちの「奉仕したい」というエネルギーが発散出来るのか分からない。

戸田市のある埼玉県は「川の国埼玉」としても有名で、「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」という取り組みを行っている。これは豊かな川を育むための個人や企業、団体などによる活動を県が支援するもの。同プロジェクトを通じて一級河川・荒川の下流に位置する戸田市と上流の長瀞(ながとろ)町とがコラボし、上流部にある長瀞渓谷の河川敷清掃を行った時には、当クラブもこれに参加したものである。戸田市は自然が豊かで住みやすい町だ。だからこそ町のごみが川を下って海に流れ込み環境破壊につながる状況は、メンバーの悩みでもあった。そこでその悩みを解決し、感染対策もしっかりと出来る新たな取り組みとして、清掃活動を推進することにしたのである。

戸田ライオンズクラブでは新たな清掃奉仕の様式として、「小・分・短」のルールを作成した。小人数に分かれて、清掃場所を分散し、短時間集中で行うことで、感染予防を徹底しつつ効果を高めようというものだ。今年1月には戸田市及び国土交通省と、ロードサポート道路美化活動の協定を締結。毎月第3水曜日に、クラブ事務局のある中山道(国道17号)沿いの清掃を行うことにした。都内へつながるメイン道路として、多くの車が行き来する道だ。

第1回目となる2月16日には、たくさんのごみを拾った。たばこの吸い殻、ペットボトルは普段から多いのだが、コロナ禍の影響で、路上飲みをした後のビール缶や弁当ごみ、マスク、ウエットティッシュなどが増えている。清掃を行った朝8時台はちょうど都内へ通勤する車の渋滞が発生する時間帯で、信号待ちの車から「お疲れさまー」「ありがとうねー」と声をかけてもらい、とてもうれしく感じている。

清掃は誰でも気軽に参加しやすい活動だ。初めての奉仕としても入りやすいので、近隣の団体や市民とも連携して皆で環境美化に取り組み奉仕の輪を広げていきたい。コロナ時代に新しく始まる奉仕活動! 戸田ライオンズは100周年に向けて、子どもたちの将来へ向けて、歩み続けていく!

ライオンズクラブ国際協会ニュース
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