2026~2027年度
クラブ会長スローガン
「 一 燈 照 隅 」(いっどうしょうぐう)

第44代八幡浜みなとライオンズクラブ 会長 菊池 史行
このたび、第44代会長を拝命いたしました。
私のような、まだまだ若輩であり、粗忽な私が、このような大役をお引き受けしてよいものか。正直に申し上げれば、そのような不安がないわけではありません。私にできることはただ一つです。先輩方が築いてこられた伝統に敬意を払いながら、今この時代に必要な役割を見極め、会長としての務めを誠実に果たしていくこと。その一点に尽きます。
現在、私たちの地域社会も、そしてクラブを取り巻く環境も、大きな変化の中にあります。これまで通りでよいこともあれば、これまで通りでは難しくなっていることもあります。変えるべきところは変え、守るべきものは守る。言葉にすれば簡単ですが、実際にはなかなか骨の折れることです。皆様にご相談し、ご無理をお願いする場面もあるかと思います。けれども、クラブの変革は、決して過去を否定するためのものではありません。これまで受け継がれてきた奉仕の精神を、次の時代にも確かに手渡していくための前向きな取り組みであると考えております。
本年度のスローガンは、「一燈照隅」といたしました。
この言葉は、比叡山延暦寺を開いた最澄の教えに由来し、「一燈照隅 万燈照国」という言葉として伝えられています。一人ひとりが、自分のいる場所を小さな灯火で照らすこと。その灯火が数多く集まれば、やがて社会全体を明るく照らす大きな光となる。昭和の思想家・安岡正篤は、「社会の暗さを嘆くより、自らが一箇の灯火となって一隅を照らそう」と説きました。不景気であるとか、地域に元気がないとか、若い人が少ないとか、課題を挙げればきりがありません。もちろん、それらは決して軽い問題ではありません。しかし、嘆くだけでは、残念ながら何も変わりません。
私たちライオンズクラブのメンバー一人ひとりが、まずは自分の身近な場所を照らす「一燈」となること。家庭で、職場で、地域で、そしてクラブ活動の中で、それぞれが小さな灯を掲げる(行動する)こと。その小さな灯火が集まったとき、地域社会を明るく照らす「万燈」となっていくのではないでしょうか。
大きなことを語る前に、まず目の前の一隅を照らす。本年度はその思いを胸に、皆様とともに歩んでまいりたいと思います。会長として未熟な点も数多あるかと存じますが、どうか一年間、ご指導ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
ライオンズクラブ国際協会は世界200以上の国と地域のおよそ46,000のクラブに140万人以上のメンバーを擁する世界最大の奉仕クラブ団体です。
