例会

 

2023年7月 ~ 2024年6月 のアクティビティ

 シニアライオンズクラブ全国大会

 「第9回全国シニアフォーラム IN OSAKA」が、3月26日に大阪・天王殿で開かれました。全国の13クラブから88人、一般ライオンズクラブからと来賓も含め約100人の参加で交流を深めました。札幌からは、9人が参加しました。一昨年、札幌で開催予定でしたが、コロナのため書面だけのフォーラムになり、対面形式は、2018年の豊田依頼6年ぶりになります。開催の母体である日本シニアライオンズクラブ連絡協議会の結成後20年の記念大会になりました。

  フォーラムでは、物故ライオンに黙祷を捧げ、実行委員長のL土口哲光が歓迎のあいさつ。代表幹事のL吉田英則(サッポロシニアLC)が「連絡協議会が誕生して20年になりますが、老齢化が一段と進み、退会するメンバーも多くいます。これまでのようにフォーラムの開催は難しく、加盟クラブの例会に出席するなど交流会形式にして、友情、親善、相互理解を深めて行きたいと思います」と、挨拶しました。西尾良典地区ガバナーの祝辞があり、顕著な活動をした大宮シニアとサッポロシニアの2クラブにクラブ表彰、9人に個人表彰が贈られました。代表幹事が、L吉田から大阪シニアのL田中義秋に引き継がれた。

 次に基調講演に移り、日本ライトハウスの橋本輝夫理事長が、盲導犬の訓練の様子を話し、出席者に感銘を与えました。続いて当クラブのL森一男が「薬物乱用防止への道」と題して、2010年から始まった防止教室の経過や教室開催のアプローチの仕方、感想文の礼状など独自の取り組みなどについて語りました。13年間で174校で開催、18050人の子どもらが受講、薬物防止に大きな成果を上げていると話しました。まだ、薬物教室を開いていないクラブもあり、刺激を受けたようです。

 懇親会に移り、会場には能舞台もあり、大阪シニアの会員が山伏姿で狂言を披露、きりしまシニアLCのL深川真里が、日本舞踊を舞い、喝采を浴びた。

 翌27日は京都に足を伸ばし研修旅行。大阪シニアのメンバーで、東寺の住職でもあったL土口が日本一高い五重の塔の内部など、普通は入る事が出来ない場所も案内してくれました。国宝の仏像など25体がある世界遺産。参加者は、深い感動、感銘に浸りました。充実した二日間になりました。

  

      

 

        

                    

 未来を築く教育に情熱活動開催

2月15日に札幌もいわライオンズクラブにL森、L小林がご招待されました。

 昨年10月10日に開催されたライオンズクエストセミナーで、もいわライオンズクラブの荒屋理恵会長とお話しをする機会があり、1月6.7.8日のライオンズクエストワークショップ&フォローアップにお誘いし意欲的アクティビティとなりました。 そこでこの度、L森とクエスト説明員のL小林がお伺いすることになりました。コロナ禍以前はクエストについて他クラブを訪問することがあったのですが、久しぶりの訪問となりました。

 L森の第4代クエスト委員長のお話しなどからクエストの変遷を語って頂きました。また、L小林からはライオンズクエストについての説明をさせていただき、皆さんに大変熱心に聞いて頂き、今年のライオンズクエストワークショップに多くの方が参加してくださるようお誘いをしてきました。

                          幹事 L 小林 八重子

     

● 薬物乱用の出前講座22校の最後を開催

 薬物乱用防止教室は、今年度22校で開催、最後の締めくくりが、2月16日札幌市豊平区の平岸小学校で開かれました。卒業を目前にした6年生115人が参加、講師はL合田由美子。冒頭、佐藤達也校長が「ライオンズクラブの皆様は、社会に役立つ取り組みをしています。今日は、大事な話しですので、真剣に聞いてください」と、挨拶をしました。

 DVDを15分、見ました。「薬物は怖いです。甘い言葉に誘われ、後悔しないように生きてください。将来の夢実現のため、前へ進んでください」と、子どもらに、語りかけました。

 合田講師が「お薬は、決められた量を飲むようにしないと乱用になります。 一度壊れた脳は、元に戻りません。人に危害を加えたり、犯罪を起こしたりします。乱用すると重い罪を受けます。ダメ。ゼッタイと断る勇気を持ってください」と訴えました。

 薬物を密売する寸劇を、子どもらの代表6人にしました。「これ、飲んだら痩せられてスリムになるよ」、「よく寝れて、勉強も出来るようになるよ」と、会員がニセの売人になり誘うと、「痩せなくて良いです」、「勉強は出来ます」ときっぱり断っていました。最後に、「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ」と、3回シュプレヒコールをした。

 今年度の薬物乱用防止の出前講座は、昨年10月16日の西区山の手小学校から始まり、ちょうど4か月のロングランで22校全部を終わりました。2010年度から始まった薬物教室も22校は初めてです。

 市販薬を大量に飲むオーバードーズが、叫ばれ、小学生にも危機が迫っています。内臓にも負荷がかかり、依存性があります。ライオンズクラブは、子どもらが健全に育つように、薬物乱用はダメ。ゼッタイをこれからも叫んで行きます。

          

        

 

● 厳しい環境で献血活動

 25日に「さっぽろ1.000人献血Week」がイオンモール札幌苗穂で行われました。13時半から14時半まで、献血協力者2人、呼びかけ7人合計9人で参加しました。昨年は風が強くとても寒かったのですが、今年は天気も良く陽射しが暖かく背中に貼ったカイロが熱いくらいでした。
入り口で呼びかけをしたのですが、なかなか皆さん興味を持ってくれる方が少なくて献血を確保するのは大変なことだと実感しました。

 25日札幌パークホテルにて2023-2024年度ライオンズクラブ国際協会331A地区「第三回キャビネット会議」において、アワード授与を受けました。
2022-2023年度に前会長L吉田英則が、会員増強として2つのクラブ支部を結成し、LC IF寄付、薬物乱用防止教室19校、献血呼びかけ推進月間で献血者に卵20個進呈、シニア農園の収穫物を児童養護施設や子ども食堂へ食料支援などを行い、クラブ優秀賞を受賞しました。
その功績が今回のアワード授与に繋がりました。

          

 

                      

● 会員2人に、「クラブ活動功労賞」を贈呈

 クラブの規約により、1月16日の例会で、2人にクラブ活動功労賞が贈られました。クラブ結成25年で、これまでに2人にしか贈られていない価値ある賞です。一人は、国際協会活動資金づくりで世界4位の好成績を挙げたL長澤大七(故人、当時はライラックLC所属)とクラブの初代シニア農園長で元会長のL高橋利明(故人)。クラブから新たに贈呈されたのは、現在のクラブのシニア農園長で、元会長のL松田純一とクラブに初めて2支部づくりに大きく貢献したL須藤和夫の2人です。

 L松田 純一 2023年9月、留寿都村の吉本農園で開かれた当クラブ25周年、札幌コスミックシニアLC20周年の合同結成記念式典は、異例の屋外で開催、経費節減にもつながり、大成功を収めました。

何もない吉本農園の広場に、式典のミニ舞台が誕生、参加者をあっと言わせました。椅子は、ビールケースを逆さまにして使いました。感動と驚きの光景でした。

L松田が、吉本農園長と綿密に打ち合わせ、周到な準備を重ねた結果です。出席した鶴嶋浩二国際理事、設楽幸子地区ガバナー、全国から参加したシニアLCのメンバーも絶賛の声を贈っていました。結成式典は、ホテルで開催するのが主流。屋外の開催は、新たな歴史を紡ぎました。

L須藤 和夫 2支部づくりの原動力になりました。会員の老齢化が進み、シニア農園の収穫作業にも支障を来たしています。若い会員を支部のメンバーにして、戦力になってもらっています。バレイショ、カボチャ、トウモロコシ、大根の収穫で威力を発揮しており、メンバーは助けられています。農産物は、一部を販売、活動資金に。札幌円山動物園、子ども食堂らにも寄贈しています。

もう一つの支部はライオンズクラブのライオンズクエストの事業に特化して、研修会の参加者集めに貢献しています。支部の誕生は、クラブ結成以来初めてです。今年度の地区年次大会で地区最優秀賞を受賞するパワーになっています。

2人には竹下明美会長から表彰状と記念品が、贈られました。活動功労賞が、毎年贈られて、クラブの奉仕活動に弾みがつけばと思います。

               (結成時からのメンバー L森 一男)

     

 

● 教育の新しい手法を学ぶ

  キャビネットの「ライオンズクエスト授業(LQ)」のワークショップ(WS)が、1月6日から3日間、札幌の「かでる2・7」で開かれました。保育士、大学生、ライオンズクラブの会員ら23人が参加しました。子どもらに、ライフスキル(生きる力)を身に着けさせるためには、どんな教育手法が良いかを学びました。講師は、東京から来た認定講師の篠田康人さん。巧みな話術で受講生をひきつけていました。

 参加者が、意見をぶつけ合いながら、ポスター作りをするなど、実践型の学び。

 「安全で安心な学習集団づくりが大切です」「あなたと居て良かったと言われる人になってください」と篠田さんは訴えました。

 3日目は、フォローアップで薬物乱用防止がテーマ。子どもらは、最近、薬物へ関心が強い。薬物に手を出すと、被害を受ける人体の部位も学んだ。

薬物への断り方の一つとして、提唱されたのは、「いかのおすし」。いかない、のらない、大変と叫ぶ、すぐ逃げる、知らせるの頭文字から取った。子どもらが、誘われるケースも多く、断る言葉は、小さい時から身に着けて置く事も大切と強調した。

 受験生の感想文には、「来る前は苦痛だったが、楽しく勉強になった」、「人見知りだったのが、少し解消された」、「笑顔あふれる教育現場を構築していきたい」、「今回の学びは子どもばかりでなく、保護者にも活用したい」と好印象を持った参加者ばかりだった。3日間、新しい風を受け、学ぶ点も多く、教育現場へ帰った。

             

            

   

 

● 在札38ライオンズクラブ合同新年交礼会

令和6年1月4日 札幌パークホテルにて、ライオンズクラブ国際協会331-A地区在札38ライオンズクラブ合同新年交礼会が、当番クラブ「札幌クラークライオンズクラブ」(合同新年交礼会実行委員長L大石幸弘)のもと盛大に行われました。 地区ガバナーL設楽幸子の年頭挨拶、そして来賓の挨拶で、北海道知事 鈴木直道様、札幌市長 秋元克広様、ライオンズクラブ国際協会 国際理事 L鶴嶋浩二のご来賓ご挨拶がありました。まず、能登半島地震や、日航機と海上保安庁の航空機の衝突事故に触れ「私たちも、できることをしたい」と述べました。また、今年を「特別な年」と位置付け世界は変わる進化の活動を期待しますとの言葉を頂きました。当クラブからは、13名の参加で新年の祝いを満喫しました。

         

           

● 令和5年度最終薬物乱用防止教室

  12月21日令和5年度の薬物乱用防止教室最終回は、西岡小学校でL合田が担当講師をし熱情を込めて「薬物をやらないための3つの注意点」を説明しました。

    1,乱用すると最悪の場合、死んでしまいます。怪しい物には、手を出さないのが肝心です。

    2,薬物を使用すると、周りの人に迷惑をかけます。自分自身で使うのだからオレの自由だ。大き         なかん違いです。

    3,青少年の4人に1人は、薬物に誘われると言われます。薬物に誘われたりしたら、親や学校の         先生、周りの人と相談してください。一番、大事なことは、「ダメ。ゼッタイ。」と、断る勇         気を持つことです。

  そして、薬物乱用は、「ダメ。ゼッタイ」を3回叫びました。

               

  

● クリスマス例会

 1219 591回クリスマス例会が盛大に行われました。過去最大規模のアクティビティとなった薬物乱用防止教室や愛キャリア教育の実績、継続しているシニア農園の功績の紹介、またプレゼント交換イベントなどで楽しみ、加えて頼もしいゲストの紹介で明るい未来を感じました。紹介ゲストは、武田 信男 様とシニア農園活躍の熊野御堂 です。

武田 信男 様は、L須藤の同窓生で、数年間アフリカでJICAでお仕事をされていましたが、西アフリカが起源と言われる伝統楽器のジャンベ(打楽器)に強い興味を持たれて、ご自分が体験実習されて、この度ライオンズクラブの例会で演奏されました。アフリカでは、感謝、冠婚葬祭、宗教上の祭事や儀式、イベント等では欠かせない楽器との事ですが、初めて聞く高音でリズムカルな響きに会場の全員がアフリカ伝統楽器に大きな感動と興奮を得ました。

   

● 市教委の人事は、味なやり方

 薬物乱用防止の出前講座が、今週は3校で開かれました。13日の北区の新琴似西小学校(八田博之校長)と豊平区の平岸西小学校(越野宗丈校長)、14日の西区八軒小学校(今野利泰校長)。

 越野校長は、今春まで新琴似西小の校長。平岸西小は、2010年に当クラブが薬物教室を、2校から始めた時の1校。大切な一期校です。7年開催して一時、中断していて、今年、復活した事になります。札幌市教委の人事は、薬物教室の絆を強めてくれていて、ありがたい話しだ。

 3校とも、DVDを見て、それぞれの講師が、薬物の怖さを6年生に話した…3校の子どもらは、動画を真剣に見て、話しを熱心に聞いた。平岸西小と八軒小では、薬物の断り方を寸劇で学び、「大きく成って誘われたらこうやって断われば良い」とハダで感じていた。「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。」を3回シュプレヒコールして、胸に刻んだ。

 八軒小の講師花田ゆかりは、初めてのチャレンジ。子どもらに問いかけ、答えてもらったりして、一体感。会場の雰囲気もフアミリー的で、ベテランの味だった。

 

  

                       

        

● 結成25周年例会

 1121 589回 結成25周年例会をL渡邉一弘ゾーンチェアパーソンに訪問頂き開催しました。1R1Zゾーンチェアパーソン渡邉一弘が、サッポロシニアライオンズクラブのアクティビティについて前例のない高い評価と話されました。とくに薬物乱用防止教室は年間22校、シニア農園の育児園の子供達と一緒に畑仕事、愛キャリア教育、他多くの活動に尊敬の念を話されました。

吉本農園ご家族の参加頂きシニア農園の本当に心からの協力に感謝するとともに今後のアクティビティの継続協力を依頼した事に賛同頂き参加者の感動を得ました。また、マイルストーン・シェブロン・アワードの贈呈を5名が受けてライオンズロアーでウォーッと雄叫びをし感謝の気持ちを伝えました。

       

           

● 薬物乱用防止の強調週間

 11月27日からの週は、当クラブ推進目標の薬物乱用防止強調週間になりました。27日の月曜日は、白石区の上白石小、火曜日は北区の新琴似西小(インフルエンザの風邪のため延期)、水曜日は南区の駒岡小、木曜日は白石区の幌東小、金曜日は西区の二十四軒小でした。

薬物教室は、11月から12月に掛けて集中する傾向にあります。6年生の保健体育の授業で「薬物」のカリキュラムがあり、この期間に学習します。授業の前なら予習、授業の後なら復習になります。クラブとしても学校側の希望に沿うかたちで出前授業を開いています。

駒岡小の講師はメンバーの中岡朋子。特認校のため、6年生は14人。うち3人が、カゼで欠席。学校と自宅がオンラインで接続、タブライドを見ながら子どもらは、勉強しました。

岩村鋭介校長が「大麻グミなどが、今話題になっていますが、命を守る大切な授業です。一生懸命、勉強してください」と冒頭、話しをしました。15分、DVDを見た後、中岡講師は「今、若者が乱用している大麻は、自然になっている。薬物に手を出すと、脳がやられ、皆さんの夢が壊されてしまいます。注意してください」と、怖さを訴えました。

密売人にふん装したメンバーから、薬物を売りつけられる寸劇もやり、はっきり断っていました。自然に恵まれた小規模校らしく、子どもらは元気で活発でした

幌東小は、初めての開催。川口玲子校長が「ちょっとぐらいならば、大丈夫だ。甘い考えが、大変なことになります。自分の体を守るためにも、しっかり学んでください」と話しました。

DVDを見た後、森一男講師が「薬物を1回でもやると、依存症になり、止められなくなる。薬物を欲しさに犯罪に走り、家族、学校、周辺の人にも迷惑を掛ける。ダメ。ゼッタと断る勇気を持ってください」と語りました。

質問も沢山あり、「自己肯定感を高めるには、どうしたら良いですか」などと、聞いていました。最後に、「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。」の合い言葉を3回シュプレヒコールで叫び、記憶に残る出前講座になりました。

  

 

  

● 札幌市太平南小学校薬物乱用防止教室

 11月22日札幌市の太平南小学校で薬物乱用防止教室が開かれました。当クラブのL須藤講師が担当しました。 DVDを15分みて、2人の講師の話しを20分ほど聞きました。「薬物に手を出すと脳がやられる。もとに戻す薬はない。薬物欲しさに、犯罪を犯す。家族、学校、近所の人にも迷惑をかける。依存症にもなります」と、子どもらに語り掛けました。講師が売人役になり、薬物を子どもらに売りつけるシーンを再現、「痩せられるよ、勉強が出来るようになるよ」と甘い言葉で誘い、子どもらは、はっきり断っていました。「大麻が、大学の運動部ではびこっており、注意をしなければなりません」と訴えました。

             

● 札幌市中央区宮の森小学校薬物乱用防止教室

 薬物乱用防止の出前講座が、11月21日札幌市中央区の宮の森小学校で開かれました。参加した子どもらは126人。当クラブの森一男講師、鶴谷紀子講師の2人が担当しました。インフルエンザが、同校でも流行、6年生4クラスのうち1クラスが学級閉鎖になっていました。閉鎖したクラスは、教室でテレビ画面を見ながら勉強しました。

 DVDを15分みて、2人の講師の話しを20分ほど聞きました。森講師の子どもが同校の卒業生で話しにも一段と力が入りました。「薬物に手を出すと脳がやられる。もとに戻す薬はない。薬物欲しさに、犯罪を犯す。家族、学校、近所の人にも迷惑をかける。依存症にもなります」と、子どもらに語り掛けました。

 講師が売人役になり、薬物を子どもらに売りつけるシーンを再現、「痩せられるよ、勉強が出来るようになるよ」と甘い言葉で誘い、子どもらは、はっきり断っていました。「大麻が、大学の運動部ではびこっており、注意をしなければなりません」と訴えました。

 最後に、「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。」と3回シュプレヒコールして、薬物に手を出さないと誓っていました。

       

 

● 真実を追求、社会に役立つ記事

  職業の体験談を語る「キャリア教育」が、11月20日札幌市西区の山の手小学校で開かれました。6年生102人が受講、講師は読売新聞の元記者森一男。85歳で当クラブの最高齢者。

 山の手小は、7年前に教頭の三木直輝さんがおり、「森さんは、読売新聞の記者をしていたので、子どもらに経験を話してください」と頼まれました。「キャリア教育」の原点です。

 森講師は、北海道ばかりでなく、東京本社にも勤務、大きな事故・事件のニュースを報道して来ました。昭和47年の札幌オリンピック、52年の有珠山噴火、56年の93人が亡くなった北炭夕張の事故、60年8月12日に起きた日航ジャンボ機事故。

 オリンピックでは、70㍍級ジャンプで日本の飛行隊が、金銀銅のメダル3個を獲得、嬉し涙を流しながら、原稿を送った話しをしました。天皇陛下もご観覧、2万4千人の大観衆の中、本命の笠谷幸生がプレッシャーの中飛び、見事金メダルを取った。観衆は、勝利に酔いしれました。

 羽田から大阪行きのジャンボ機は、尾翼の故障で群馬県の御巣鷹の尾根に激突。乗客、乗員524人のうち520人が死亡した。助かったのは、女性ばかり4人。亡くなった人の中には、歌手の坂本九ちゃんも含まれていた。勝利と悲惨な現場写真を子どもらに見せました。

 記者になったのは、真実を追及して社会に役立つ記事を書きたいとの強い思いがあったからです。

 最後に、動物の中で会話出来るのは人間だけ。コミュニケーションを大事にしよう。努力は天才に勝つ。努力し、好きな道を歩もうで、締めくりました。

                

● 札幌市南区澄川小学校薬物乱用防止教室

 学校のHPにも紹介されました。札幌市南区の澄川小学校(附田裕哉校長)で11月9日、薬物乱用防止教室が開かれました。参加したのは、6年生99人。講師は、当クラブの竹下明美会長。「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」のDVDを15分みて、竹下会長が「薬物乱用すると、どうなるか」の話しを15分しました。

会員が、売人になりニセの薬物を、子どもらの代表4人に売りつけました。子どもらは、即座に断りました。薬物に手を出さない3つのポイント①1回でもダメ②依存症になる③断る勇気を大書して子どもらに訴えました。

「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。」を3回シュプレヒコールして出前講座を終わりました。子どもから、「ダメ。ゼッタイ。」のキャッチフレーズはいつ、出来たのですかの質問もありました。会員は答弁出来ず、メンバーの一人が、携帯で調べ、「昭和62年です」と答える場面もありました。

澄川小も薬物乱用防止教室を学校のHPで流しました。「ロールプレイで薬物の誘いを断りました。これからも安全安心な澄川地区にしましょう。地域、保護者の皆様のご協力をお願いします」と、地域ぐるみの絆の大切さを呼びかけました。

       

● 札幌市南区澄川南小学校薬物乱用防止教室

札幌市南区澄川南小学校(石橋恭校長)で10月25日、薬物乱用防止教室が開かれました。6年生61人が参加、講師は当クラブの森一男です。薬物がらみのDVDを15分見て、森講師の話しを15分聞きました。

「薬物をやると、脳がダメになります。人間の脳は、体重の2㌫あります。大人で約1300㌘、文豪の夏目漱石は1425㌘ありました。薬物に手を出すと、金欲しさに犯罪をやります。自分の意志では止められなくなります。ゼッタイに手を出したらダメです」と強調しました。

誘われた時、どうやって断るかの、寸劇を生徒4人に登場して貰い、模擬実体験をしました。

  • 1回でもダメ②依存症になる③断る勇気を持つー薬物に手を出さない3つのポイントを大書して、子どもらに見せました。

「薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ。」と3回シュプレヒコールをして、薬物の怖さが記憶に残りました。子どもらは、出前講座が終わった後も会場に、10人ほどが残り、森講師に断り方を詳しく聞いていました。薬物教室13年の歴史で初めてで、同校の熱心さが、伝わってきました。

              

 ● シニア農園活動

秋晴れに恵まれた10月22日、留寿都村にあるシニア農園で大根約千本の収穫をしました。当クラブのメンバーと関係者21人と子供達7人が参加し、太く育った大根を次々に抜き取り、5本ずつ束ねました。収穫品は、児童養護施設「札幌育児園」と、障害者更生施設「札幌光の森学園」と数か所に会員が運び寄贈しました。留寿都産の大根は毎年、水々しく、おろし、煮物、漬物にしても美味しいと、施設から喜ばれています。

 101日天気予報は雨模様でしたが留寿都村にあるシニア農園は秋晴れに恵まれライオンズメンバー17名により、じゃがいも村の「とうや」250箱、カボチャ350個を収穫して、毎年喜ばれている施設等にメンバーの車で運び寄付しました。

    

 

  ● 今年度初の薬物乱用防止教室

 薬物乱用防止教室の出前講座が、10月16日札幌市西区山の手小学校で、今年度のトップを切って開かれました。講師は、当クラブの認定講師の松田純一。6年生102人が、体育館で受講しました。谷寧校長が「薬物は、保健体育でも勉強しますが、怖ろしい物です。大麻、コカインは、聞いた事がありますか。乱用すると、身体にどんな害があるか、勉強してください」と、冒頭お話ししました。

 竹下明美会長が「大きく成ったら誘われることもあるかもしれません。きっぱり、断ってください」と挨拶、参加したメンバーの紹介がありました。麻薬・覚せい剤乱用防止センターが作成したDVDを15分間見て、松田講師が15分話しました。

「薬物には、ワクチンのような特効薬はありません。治せる薬はありません。外国では、持っていただけでも、死刑になります。一人が手を出すと、波及効果と言って、家族、学校、地域にも悪影響が出ます。未来、将来も壊す。薬物には、ゼッタイに手を出したらダメです」と、力説しました。

「ダメ。ゼッタイ」のシュプレヒコールを3回繰り返し、生徒からお礼の言葉があり、「ゼッタイに手を出さない」と、誓っていました。

 当クラブが、薬物乱用防止教室に取り組んで13年。受講したのは、155校16500人になります。今年度は、市内の小学校22校で開催します。過去最多です。市内の全小学校の1割以上になります。

 

 

  ● 豊平川河川敷のライオンズ奉仕活動  

104日豊平川河川敷のゴミ拾い奉仕活動にL竹下会長とライオン・テーマのL花田が参加して、青空の天気の良い日でしたが3kmも頑張りました。見た人も聞いた人も多くの人が、奉仕活動に好評価しました。これからは、ゴミを河川敷に捨てる人はいないでしょう、爽やかな素適な空間に、あらゆるSDGsに心が繋がると感じました。

    

 

  ● 未来の選択「キャリア教育」   

  仕事の体験談を語り、子どもらが将来、職業選択の参考にする「キャリア教育」を、10月4日札幌市南区の南の沢小学校(佐々木一好校長)で開きました。講師をしたのは、読売新聞の記者をしていたL森一男(85歳)。36年間の記者生活で、1972年の札幌オリンピック、77年の有珠山の噴火、81年の北炭夕張の炭鉱事故(93人死亡)、85年の群馬県の御巣鷹の尾根で起きた、日航ジャンボ機事故(520人死亡)などの語り部になりました。

 オリンピックでは、70㍍級の純ジャンプで金銀銅メダルを取った大きな写真、ジャンボ機事故の悲惨な現場写真を見せながら、記者は喜びと悲しみを取材2度と大惨事が起きないようにキャンペーンする。読者に真実を伝える責務があります。

 記者を退任した後、北区あいの里にあった読売新聞の印刷工場の社長を5年務め、読者に鮮明な印刷をした新聞を届ける事に努めました。65歳で読売人生を終わりました。「初志貫徹。最後まで勤めて良かった」です。

 締めに努力の大切さを訴えました。ラグビーのリーチ・マイケルは、出身校の山の手高校の近くの三角山に登り、身体を鍛えた。努力した事が、ワールドカップの大活躍にもつながっています。「努力は天才に勝つ」。6年生61人が共鳴していました。キャリア教育は、今年6校で開催します。

            

 

    ● シニア農園と円山動物園のご縁

 新しいスターは、スクスク成長している。札幌円山動物園に誕生したアジアゾウの赤ちゃん。誕生を待ちわびていた札幌市民が、一目見ようと、ゾウ舎を訪れています。母親ゾウにまつわり、しっかりと歩む姿に、市民は目を細める。1日10㌔グラムのハイペースで成長、生まれた時は90㎏だったが、今は200㎏を超える。

 「5年したら、赤ちゃんを産ませたい」―前動物園長の加藤修・札幌市市長室長の願いだった。平成30年、ミヤンマーからゾウ4頭を移入。加藤さんは、現地までチャーター機を飛ばし、苦労の末、南国から北国への長旅を成功させた。加藤さんの予想が当たった。

 ゾウの花子が、平成19年に亡くなってから、ゾウは円山に不在だった。アジアゾウは、絶滅危惧種。売買が禁止され、物々交換しか手に入れる方法はなかった。札幌から、ジャガー、キリン2頭、シマウマ3頭、オットセイ14頭、フラミンゴ20羽を贈った。

 当時の加藤園長から、「シニア農園で収穫した農産物を動物園に寄贈してください」と、メンバーのL森一男が、依頼された。松田純一農園長と話し合い、6年前から毎年バレイショ200㎏を寄贈している。

 動物園によると、ゾウはイモが大好物でよく食べている。量は、はっきりしないが、母親のパール(19歳)の栄養源になっていた事は間違いない。栄養を体内で吸収して、ベビーは成長したはずだ。

 円山動物園は、ゾウの準間接飼育。さくごしに飼い、飼育員の危険防止につながっている。ゾウにストレスもたまらない。この飼育方法で、赤ちゃんが誕生したのは、全国で初めて。赤ちゃんは、雄。市民から名前を公募している。

           

 

           〇 サッポロシニア・札幌コスミック周年合同例会

サッポロシニアLC25周年と札幌コスミックシニアLC20周年の合同の結成式典が、羊蹄山麓にある留寿都村のシニア農園で、9月10日に開かれました。ホテルとは、全く違う手づくり会場でした。 勇壮な「風雪太鼓」の勇壮な響きが、出席者を迎えました。

 開会宣言は、前会長のL吉田英則が「農園は、私たちの奉仕活動の生命線です。20周年の時、式典を開催予定でしたが、胆振東部地震で中止になり、5年ぶりに悲願が実現しました。吉本さん夫妻に感謝です」と、オーナーをたたえました。コスミックシニアLCの村野会長は「猛暑も去り、味覚の秋です。交流している札幌育児園とは、毎年この地で収穫祭を開いています。育児園とは、円山動物園、調理実習などで親睦を深めています。女性だけのクラブらしく、これからもしなやかな奉仕活動を続けます」と挨拶しました。

 国際理事も農作業姿「ライオンズの誓い」を唱和の後、物故者に黙とう。祝辞では、国際理事のL鶴嶋浩二が「両クラブとも共同で農園を運営、未来ある子どものため、価値あるアクティビティをしています。身障者のために、奉仕活動も実践。結成30年、50年が楽しみです」と賞讃。式典の後、収穫も行われたため、L鶴嶋は農作業姿で参加、やる気満々でした。

 331-A地区では、初の女性ガバナーのL設楽幸子が「周年行事で、屋外の開催は、初体験です。アットホームです。共創 明日を照らす奉仕の絆― 

ガバナースローガンを実践した奉仕活動です」と賛辞を贈りました。

 L鶴嶋から、国際会長の感謝状が会長、実行委員長の両クラブ4人に贈呈され、バレイショの収穫。育児園の子やブラザークラブの会員が、イモ拾いに汗をかきました。

 祝賀会はルスツリゾートに移し、ジンギスカンパーティー。松田純一実行委員長が歓迎の挨拶。「全国のシニアLC4クラブから11人が参加、総勢130人で祝賀会が開かれます。感謝、感激です。農産物は子ども食堂、円山動物園にも寄贈しています」と報告。 佐藤ひさ子・留寿都村村長が「吉本さんの支援を2年前に知りました。誇らしく思います。皆さんで、幸せの種を播いてください」とスピーチ、大きな拍手が贈られました。

 会長代行で日本シニアLC連絡協議会の代表幹事L吉田が「昨年、フォーラムの札幌宣言で、人生100年時代に第二の青春を楽しもうと、明記しました。 ウィ・サーブで、第一副地区ガバナーのL美田法賢が「周年行事に参加、温かい気持ちになりました」と話した。津軽三味線で日本一決定戦で初級優勝者の北沼真紅さんが、記念演奏で華を添えた。

第二副地区ガバナーのL山崎巌が「両クラブは、豊かで柔軟な発想を蓄え、地域の活性化に努めています。まず、行動を。他のクラブも刺激を受けています」と語りました。

 1999年から運営シニアLCは、結成翌年の1999年からシニア農園を運営。メンバーの会社が保有していた遊休地3㌶を借り、ジャガイモ、トウモロコシ、カボチャ、大根などを栽培。耕作、種植え、収穫までを吉本さんが全面的に協力。赤字覚悟で、シニアの奉仕活動に共鳴したためです。

 同クラブは、薬物乱用防止教室では、2010年から延べ165校で開催16500人の小学生が受講しています。ライオンズクエスト授業にも力を入れているほか、献血活動にも取り組んでいます。コスミックシニアLCは、育児園の子を中心に円山動物園の招待、テーブルマナーなども開催しています。薬物教室は、年間で10校開いています。

                   

                

                 

                         

ライオンズクラブ国際協会ニュース
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